怪傑ハリマオの歌

途上国にいると、変なところで、過剰に政治的になってしまう。別段、特別の政治信条を持っていないし、社会のありようを考える知力もないから、その方向性はあっちを向いたりこっちを向いたり出鱈目で方向性がない。その場の雰囲気とかちょっとした周りからの刺激で、脈絡もなくある右にも左にも向く、ある種の情緒というか感情のようなものである。

何を言っているのかわからないと思うので、具体的に話す。

たとえば、南十字星というのがいけない。低緯度地方にいると、夜、南十字星を探したくなる。
怪傑ハリマオの歌

随筆

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